予想外の国キューバ旅行記とキューバインフォメーション



どうも、旅先では10円単位で節約するのに日本ではスタバも涼しい顔で入ります。


いきなりキューバ関係ないですが、グーグルストリートビューたまに触ると中々に楽しいですよね。

そんなグーグルストリートビューのサービス開始から10年以上が経過しているそうです。

兄が初めてその存在を教えてくれてたとき、近所を歩く上裸の祖父を発見しはしゃいだことを覚えています(田舎暮らしなのでその辺はおおらかです)

当初はプライバシーがどうのこうのと物議を醸していたとどこかで読みましたが、すっかり愉快なサービスとして定着しました。

加えてVRやARも私たちの手に届きはじめ、「拡張現実」が文字通り発生していることになんとなく興奮する昨今です。PSVRのエースコンバットを友人宅でプレイした時は没入しすぎて友人宅の床に涎を垂らしたことは友人には伝えていません。


僕たちはテクノロジーによって体験が発生する素晴らしい時代に生きているわけですが、その揺り戻しなのか、想像を超える体験が好まれる傾向がある気がします。(ソースはなし)

せっかく高い金を出すなら、予想を超えるほうがいいっすもんね。


と、長い前置きは当然キューバ旅行記の布石に過ぎないわけです。


キューバ、間違いなく予想外の国です。



そもそも予想しづらい国だとも言えましょう。
頼るべきはブログと観光ガイドですが、正直どの意見や情報もバラバラ。


私は直前(というか当日)に思い立ってメキシコシティ発のフライトを空港にて購入したので、空港の待ち時間のブラウジングくらいしかまともな事前準備はしていませんが。

何記事か読んだ感想は、

「なんかそれぞれ言ってること違うっぽいし、もうなんかいいや」

でした。


と言いつつも、空港から街中への出方とか基本的な立ち回りは役に立ちました。先人に感謝。


私の記録も、そもそもが日記じみたものなので参考にしづらいとは思いますが、あまり役に立つとは思えません。

しかしながら、空気感をつかむことも大切かと思うので微塵でも役に立つことがあれば幸いです。


 目次

  1. ビザ
  2. 市街地に出る
  3. キューバの通貨
  4. 宿について
  5. 長距離移動
  6. 治安について、ひったくられた
  7. 資本主義礼賛、社会主義破綻
  8. 怪我の功名、キューバの現状インタビュー
  9. 行ってよかったか


ちなみに

基本情報
男 23歳
滞在期間 2019年2月17日~2月23日(7日間)
経路   ハバナ→サンチアゴデクーバ→サンタクララ→ハバナ


さて、日程短いなと感じたあなたは私と感性が近いです。短いです。

日本とマイアミの往復便をとっていたのでケツが決まっているうえに、この前にメキシコに長居しちゃって短期滞在になってしまいました。とはいえ、2週間くらいでベストだと僕は思いますし、ちょっと心残りがあるくらいがいいとどこかで聞いたことがあるので結果的に良かったかなと思います。


1.ビザ


キューバはいわゆるビザが必要な国で、

「日本国内の大使館で取得して~」

という情報もネットでは出てきますが実際は煩わしい手順を踏む必要は無いと思います。

殊、地方民は大使館のある都内に行くお金ももったいないですし、郵送の申請だとやたら金がかかります。

そんなことしなくても、ビザについては超ユル。特に日本人は。

私の場合はメキシコシティの空港でInterJetの往路便を購入し「ツーリストビザ」もその場で335ペソで購入できました。
他に考えられるルートはエアカナダ利用トロント経由やアメリカ経由ですが、どちらも経由地で入手可能なようです。


入国審査自体もゆるゆるで、米国資本以外の保険とキューバを抜けるチケットを用意すべしとの情報もありましたがまったく提示の気配すらなく拍子抜けでした。

税関申請の紙はどこで配布されているのか分からなかったので、多少迷いましたが、困った顔してスタッフに聞けばくれます。

バックパックを機内持ち込みしていただけだったので何の確認もなく外に出してくれました。「ほら、行けよ」みたいな。

2.市街地に出る


全員が利用することとなるであろうホセ・マルティ空港、歩くには厳しい距離にあります。
バックパッカーであれば5円程度で利用できるバスで市街にでるのが基本の動きになるところです(ほかの方のブログを参照ください)が、夜着で気乗りもしなかったのでバス利用をあきらめてタクって行くことにしました。

しばらく乗りあえるソロトラベラーを探すことに。

恐ろしいことに、現地通貨を持ち合わせていなかったため、空港を出て右手に見える両替所でメキシコペソを少しだけ交換します。

キューバはすべてがスローです。

どこかの町でタクシーを乗り合わせたスペイン人女性がため息交じりに言っていました。
確かにどこでも手続きは能のごとくやんごとないスピードで進みます。両替もすごく時間がかかります。



無事その後、フランス人ソロトラベラーを捕まえタクることに成功。
勿論普段であれば相手がキレるまで値切るわけですが、フランス人の「薔薇眺めながらフランスパンでも食べる?」と言わんばかりの優雅さに充てられプロパー価格で乗車。35CUCで市街地に出ることとしました。
クラシックカーは空港で見ませんでした

3.キューバの通貨


キューバは2つの通貨を持つ国です。
端的に言えば

観光客から外貨獲得するためのCUC
現地人も使うCUP。


このあたりから私のキューバという国家に対する態度が漏れてしまいますが、この感じかなりダサい。対米ケツ舐め路線のわが国とは違って毅然とした国かと思いきやCUCはほぼドルに対応した通貨でかつ観光客から国家ぐるみで金をとろうとする姿勢。厳しい。

さて、そんなわけで、市街地まで20キロ足らずで4000円近くとられるわけです。
しかしながら、二人で乗ってきたので2分割。まぁ、2000円くらいかぁと思っていたところフランス人は優雅に20CUCを出してくれたので、次はフランスに行こうと思います。

4.宿について


宿についても割と特殊な形態です。
リゾートホテル or CASAと呼ばれる民泊、あとすこしのホステルがあり、基本CASAに宿泊することになります。

ハバナだと10CUC~、他の都市だと15CUC~だと感じました。クオリティの差はCASAによってそれぞれなので運または粘りまたは情報収集が鍵になります。


とりあえず、ハバナでは日本人が集まるシオマラはmaps.meにも表示されるので一発目はそこで間違いないんじゃないかと思います。私は知らずに帰国前日泊まっただけですが。

5.長距離移動


長距離移動については

乗り合いタクシー=コレクティーボ(?)
または
ビアスールというバス会社の利用になります。

私は基本ビアスールを利用し、ハバナから東端の町サンチアゴデクーバまで15:15発→翌7:30着で、51CUCとまぁなんとも言えない値段です。
バスは中国製で、乗り心地も悪くないため予約可能であればこれでいいのかなと思います。

しかしながら、予約でいっぱいなんてことも往々にしてあるうえに、
中心地からバス停まで10キロくらいあるためシオマラでコレクティーボを頼むのが最適解な気もします。

(コレクティーボは宿で頼むか、ビアスール周りの流しを捕まえるのが基本のムーブメントっぽいです)


私は歩く系の旅行者なのでバス停まで歩きました。かつ、サンチアゴデクーバまで一気に行くとかであればビアスールの方がよいと思います。
ハバナのビアスールの料金表



時刻表(見にくいですすみません)

6.治安について、ひったくられた


実は私、このビアスールの駅の近くでiPhoneをひったくられました

いやーやられました。

チケットの予約を済ませ、時間つぶしのために近くに何かないかとふらふらマップを見ていたところガシッといかれました。


ところが、鈍足かつ疲労困憊な私が追いつけるほど愚鈍な犯人だった上に、逃げ込んだのが高級住宅街だったため防犯カメラも人通りもあり、犯人が途中でiPhoneを投げ捨て無事保護。


キューバの治安は周辺諸国に比べれば良好とされており、ひったくられた私が言うのもなんですが悪くないと感じていたのですがいるにはいます


鈍足かつバランス感覚の欠けた私は、犯人が手放したiPhoneを目視した瞬間に転倒、
Fワードを連呼しながら膝小僧をすりむく貴重な体験をしました。

この時ほど剣道をやっていてよかったと思うことはありません。あそこまでの大声は私も聴いたことがありません。

高級住宅街をFワードを大声で叫び微妙な速度で駆け抜ける小太りのアジア人、

という非日常を一目見ようと高級住宅街に住むキューバ人が玄関のドアを開け集います。
そこには、
声をからし膝小僧から微妙な量の出血を伴いiPhoneを天に掲げるアジア人。

キューバは50年間時が止まった国だといわれることがあります。
すみません、針を60年分進めてきました。彼らは多様性という言葉の意味を知ったことでしょう。


様々考慮すると、キューバはカリブ海の小インドだという言葉で言い表せると思います。インドまではいかずとも、若干の危険はある。客引きもインドまではいかずともかなりうざい。社会主義のくせに。全然金のうまみに取りつかれている。


ゲバラ廟、ゲバラは今のキューバをどう思う


7.資本主義礼賛、社会主義破綻


一方、高級住宅街の民。最高に優しい。心から心配そうに見つめ、水を出してくれたり、スイカをくれようとしたりしてくれました。スイカは要らなかったですが、富は余裕を生み、余裕はやさしさを生むことがあると確認できたわけです。

中でも、一人のおばちゃんが憔悴しきった鈍足の私に拙い英語で家で休んでいきなさいと言ってくれました。

これ、危険な可能性もあります。そもそもひったくりを追いかける時点で危ない。コロンビアでは追いかけて射殺された日本人旅行者の方もいました。
この時の判断が正しかったのかは今でもわかりません。

ともかく、私はそのおばちゃんについていきました。結果としてはとても綺麗な家で豪勢な朝食をごちそうしてくれ、警察の手配もしてくれました。この旅のハイライトはここだと思います。


豪華な朝食

その後、警察に行ったわけですが、ここの警察はやる気という概念を持ち合わせていません。
3時間くらい、警察官Aに事情を話す→警察官Bに事情を話す→警察官Cに・・・を繰り返し、挙句の果てには盗難届を出すには翻訳家と弁護士が必要だと言い出す。

脳みそが正常に働いていなかったの本気で「俺は侍だぞ!」と言ってやろうと思いました。

埒が明かないので、日本語で「俺は侍だ」と呟いた後に、日本大使館に行くと言ったところ態度は一変。
めんどくさそうに電話したり作業を始めるものの、私がすでにサンチアゴデクーバまでのバスチケットを持っていることを知り、サンチアゴデクーバの警察に連絡するからそこにいけ、と言い取り合ってくれないというありさまです。その隣には程度の低そうなアニメを見てる警察官がふんぞり返っています。


勿論サンチアゴデクーバでは、「聞いてねーぞ」

その後パトカーに乗せられバス乗り場に降ろされました。

いやー、社会主義ってクソです。


同室にいたアメリカ人男性、プロテインを押収され深夜1時から私のいた14:30まで特に何をするでもなく閉じ込められていました。携帯の電波も入らないので友人の呼びようもなく、ただただ途方に暮れていてかわいそうでした。ガムをあげました。


結果的に終盤でハバナの別の警察署に行き懇々と事情を説明したところ、3時間くらいかかって1枚の書類を発行してもらえました。よかった。
デート老夫婦


8.怪我の功名、キューバの現状インタビュー


さて、先ほど高級住宅街と言いましたが、社会主義なのにそんなことがあんのかという思いが沸々とわいてきました。

怪我の功名か、助けられたおばちゃんやひったくりにあった防犯カメラの映像を通して仲良くなったキューバ在住10年の中国人を通して色々分かってきたことがあります。

ここからの情報は他の記事で確認できていないので意外と貴重なのかもしれないです。


まず、キューバ人の月収は職種によるが5000円にも満たないわずかなものです。社会主義ってこともあるから医療費とかはかからないため、生きてはいけます。現にホームレスは見ませんでした。(サンタクララで行動を共にしたアルゼンチン人はホームレスいないでだけいい国だとも言えるといっていました。アルゼンチンでは最近1年間で通貨危機がありアルゼンチンペソの価値が半分になったそうです。)


じゃあなぜ貧富の差が存在するか、というと観光産業が特殊だからです。CUCでガンガン金が入るので潤っているというのです。タクシードライバーとCASAのオーナーは医者の20倍くらい稼げちゃうという。

さらに、仕組みはわかりませんが、パスポートをスペインのものとダブルで持っている人も少なからずいるようでして、ガンガン海外旅行してるゼというお兄さんもいました。

さらに、ネット環境について、
どのサイトを読んでもWi-Fiが特定の場所にあり有料です。という情報が見られますし、観光客にとっては真実です。

ETECSAという国営の通信会社でカードを1Hあたり1CUCで購入してWi-Fiの飛んでる公園でつなぐというかなり奇妙な状況です。

しかしながら、高額ですが普通にSIMとかあるぜと中国人男性が言ってました。

彼は特殊なキャリアを歩んでおり、大学時代交換留学でキューバに来てそのまま10年こちらに住んで今は中国資本のエネルギー会社に勤めているとのこと。英語もそれなりにできた彼は、後々は翻訳家として生きキューバで骨をうずめる気がすると直感しているらしいです。(中国との関係はかなり密!)

彼はバスの外を見ながら、キューバは緑が生い茂る国だが食料は足りていないと言います。
たとえば芋だと配給は一人当たり最高10パウンド(4.5キロくらいなので多く感じますが、口調から言えば少ないことを強調していたので家族かもしれません)までで作物はかなり余らせているそう。というのも、軍が相当量を食料として確保しているそうです。



9.行ってよかったか

良かったす。
アメリカ人と、キューバは好きかと聞かれると
「good question.」と応えるしかないという話で謎の盛り上がりをみせました。
Just once is enough、一回でいいよねとも言っていましたが、実際そうなる気もします。


でも、楽しかったし、かなり記憶に残っています。もっと細かい都市ごとの記事も書くかと言えばなんとも言えませんが、是非、グーグルストリートビューで闊歩できない国キューバを体験してきてほしいものです。





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